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壊れかけのビデオ

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 あんまりよく覚えていないのですが、子供のころ一瞬だけ、けっこう貧乏な時期がありまして。小学校に入る前くらいから、小学二年生くらいかな? 父が県外へ仕事に行くことが増え始めて、その交通費だったのかなぁ? お年玉を貸していました。その後しばらくして、増えて返ってきたので、子供心にも「儲かった(^ ^)」みたいなことを思っていたんですが、今考えると、俺の親偉いな、というか。問答無用で回収する家庭もあるでしょう(笑)?

 ビデオデッキなんかも、古いものを騙し騙し使っていて、ただ再生するのにも、電源を付けてから十五分くらい、機械が温まるのを待たなくてはいけなかったのです。

 一瞬やばかっただけで、その後仕事が軌道に乗ったのか、新築一戸建てを買うまでになったのですが(ローンですけどね)、家電が壊れると、父が直していたのを、なんとなく覚えています。

 そんな姿を見て育ったので、何かの機械が壊れた時、自然に分解するようになりました。まぁ、知識もないから分解したところでチンプンカンプンなんですけれど、それでも一度ラジカセが壊れて再生できなくなった時に、バラして、よく判らないなりに埃とかを除去して、また組みたてたら直ったことがあります。やってみるもんですね。

 組み立て直したらいくつかネジが余った、なんてのは、あるあるです。何でなんでしょう(笑)? それでも上手くいったから不思議です。最近のデジタル機器は、そうもいきませんけれど。昔の機械はシンプルだったのでしょう。

 上手くいった事例ばかりではありません。分解してみたは良いもの、結局どうにもならなかった、それ以上に余計に酷いことになった、ということもありました。多少調子が悪くても、あと少し使えたであろうものをダメにしてしまったこともあります。まぁ、でもそれで諦めがつくというか。悔しいけれど仕方がない、みたいな。


iLL - Radio Radio (7th Track)

 一番最近バラしたのは、自転車(の一部)です。駅まで毎日歩いています。