王 木 T
そういえば変わったTシャツ好きだったなぁ、なんて読んでいるうちに思い出してきて、ここ最近の自分はつまらんTシャツばっかり着てるなぁ、なんてちょっと反省したりもした(反省?)。
なんというか、高校生くらいのときはバイトもしていたけれどお金なんてなくて、でもバンドをやっていたから、衣装ってわけじゃないけれど、ライブ用にそれっぽいTシャツが欲しくて、そうなると「バンドT」ってのは逆に着れなくて(コピーバンドじゃなくてオリジナルをやっていたし)、ファッション寄りというよりロック寄りの非バンドTを見つけなくちゃいけなくて、古着屋でそれっぽいのを探したり、あとは60HMRという通販サイトで、ロックをコンセプトにしたTシャツなんかを買っていた。
二十代になってもそのマインドは残っていて(というか引きずっていて)、結構お世話になったのが「graphic equalizer」というインディーズブランド。今はもうやっていないみたいだけれど、色々とギリギリのものあったりして(権利関係とか笑)、Tシャツ以外も結構好きで買っていた。
近頃はもう三十代だし、そういうのは着なくなってしまっていて、ユニクロとか無印の無地のやつか、よそ行き(?)で奥様が買ってきたアウトレットのラルフローレンとかMHLとかのTシャツなんかを着ていて、まぁ無印のやつは気に入っているけれど、なんだなぁ、とか思いつつ、なんかオモロイTシャツあったかなぁ、なんて探していたら、違う意味でオモロイTシャツが出てきた。夏なので紹介する。
なんで作ったのか理由は思い出せないけれど、一番最初にスズリで作ったTシャツ。自著『Our Numbered Days』の表紙をそのままプリントしたもの。多分、内容がバンドものだからバンドTみたいなノリで作ってしまえ、と思ったのだと思う。一応自分でも注文して一着持っている。でも、ローマ字で「OUKI BOUICHIROU」って入ってしまっているのでなかなか外では着られないけれど、2016年11月の文学フリマ東京にはこっそり着て行った。秋というか冬だったのでインナーとしてだけれども。
『文学は死んだ』Tシャツ。これには元ネタがあって、ニルバーナのカート・コバーンが着ていた『grunge is dead(グランジは死んだ)』Tシャツのパロディ。グランジというのはオルタナティブロックの昔の言い方です。カートが着ていたオリジナルはどこが出していたものか判らないけれど、レプリカは上記の60HMRで2500円くらいで売っていて、高校生の頃の僕も着てました(笑)。これも自分で買って2019年11月の文学フリマ東京に来ていきました。上にシャツ着ていたから外からは見えませんでしたが。いや、心意気としてね?
セルパブ者を代表して恥を忍んで作りました。元ネタはサブポップ(ボブサップじゃないよ)というアメリカのインディレーベルのロゴ。検索すれば元ネタ画像が出てくると思いますが、マジレスは禁止でお願いします。上記の『文学は死んだ』の関連というか思いつきというか一時のテンションに身を任せてしまった結果です。こちらも購入し家着にしております。
ということで(?)、王木Tシャツでしたがいかがでしたか? 忘れているかもしれませんが小説を書いています。もう夏ですね。こんな季節にはこちらをお勧めしています。
最新作は『サインカーブに浮かぶ日』です。
どちらの作品もKUというキンドルの読み放題サービスでも読むことができますし、『サ日』は紙書籍の販売もあります。
ヤバイTシャツ屋さん - 「鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック」Music Video