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デビュー作が一番売れている?

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 先日、森博嗣先生の「作家の収支」という本を読み終えました。

作家の収支 (幻冬舎新書)

作家の収支 (幻冬舎新書)

 

 

 その中に、「デビュー作が一番売れている」という記述があり、ご本人曰く、特定の作品が大ヒットになったこともなく、コンスタントに売れていて、販売期間がもっとも長く、ファンや読者が「一作目から読んだ方が良い」などと言うから、だそうです。

 ふと、僕の場合はどうだろうかと気になって、毎月付けている表計算ソフトを開いて、集計してみました。当たり前ですが、森先生とは、部数というかそういうレベル感はかけ離れています。

 結果からいうと、僕の場合もKDPで最初に出した「他人のシュミを笑うな」が、部数で言えば一番出ていました。二位の「アワーミュージック」の倍です。

「他 人のシュミを笑うな」は、約35000字の連作短編集です。王木亡一朗のお試し版として、このくらいのボリュームで、なおかつ99円という値段設定にして います。「アワーミュージック」も自選短編集と称して、書き下ろしの表題作以外は、既刊からの再録になっています。いうなれば、プロモーション目的の本で す。

 プロモーション目的の本が一番数が出ている、というのは、狙い通りということでもあります。去年より今年の方が冊数は出ていますし(前年比161%)、今年出した4冊の合計だけで、昨年の数を上回りました(去年は8冊出しています)。

 率だけでみれば上々ですが、まぁ、そこはインディ作家です。大した数では無いですし、金額も「フッ……」って感じです。

 KDPを始めるまでに、長編と短編をいくつかストック(?)していましたが、「他人のシュミを笑うな」を最初に選んだのは、ほとんど偶然です。というか、文字数が少ないから、作業的に楽だろうな、と。

 ただ、幸運にもいくつか頂いた感想を読んでみると、この作品を最初に出して良かったなと思います。

 

 そんなこんなで、11/29に新刊「秋の夜長」という掌編小説集をだしました。王木亡一朗の12冊目の本です。

秋の夜長: (What's the Story)Autumnal Nights? (ライトスタッフ!)
 

 

  おかげさまで、予約を頂いたり、初日にお買い上げ頂いたりしております。ありがとうございます。

 短編集はいくつか出しましたが、掌編小説というのは、今回初めて書きました。関連作「夏の魔物」に収録されている「TVゴースト」が8千字、「ランデヴー」という短編集の「ほこりまみれ」が6千字くらいでしたが、短い作品というのは、とても難しいというか、良いフィードバック、手応えがありました。

 

 koboでも出ています。

books.rakuten.co.jp

 

 ブックウォーカーでも。

bookwalker.jp