表紙って難しい。
セルフパブリッシングをしていて困るのは、やっぱり表紙だ。絵も描けなきゃ、写真だって素人。デザインの知識も全然ない。作ってくれる知り合いもいない。本当に困っている。
だから、見よう見まねでやるしかない。幸い、お手本にするための書籍は、たくさんある。まるパクリってわけにはいかないが、何も参考にしないよりかはマシだ。
本の中身ではなく、外身。そこに注目する。僕は森先生の本が好きなので、いくつか持っている。中でも「鈴木成一デザイン室」の装丁は、とても好きだ。
眺めているだけでも良いが、どういった意図でデザインをしているかが書いてあるので、自身の表紙を作るときも、どこから考えれば良いのか参考になる。
ちなみにこれは、僕の短編集「kappa」という作品だ。河童という妖怪をモチーフにしているが、純粋なホラーではない。平たく言えば、青春小説だ。明るい色調にして、漢字の「河童」ではなく「kappa」とした。まぁ、大したことは無いが、以前別の場所で公開していたときの表紙に比べれば、多少マシだと思っている。
以前のバージョンはこれ↓
時代劇かよw
辛うじて、作中にも出てくる「川」を映しているものの、青春小説とは思ってもらえない表紙だ。
さて、絵が描けない僕に取っては写真が最後の砦だ。自分で撮ったりもするが、いかんせん出不精なので行動範囲も狭い。だから商用利用可能なフリー写真素材サイトを使う。よく使うのはこちらのサイト。
あとは、加工して自作のイメージに近づけていく。あとフォントも取り敢えずフリーから探したりする。
「クラリオンコール」は当初こんな感じだったが↓
フォントを色々試して、こうなった。
一応、女子高生が主人公なので、と考えた。まぁ、どうでしょうね。
フォントも拘りだすと、難しい。僕は素人だし、そもそも詳しくないが、日本語フォントは難しい。色々探したけれど、どれもしっくり来なくて、じゃあ自分で作ってしまおうとおもって作ったのがこれ↓
今になって眺めると、少々恥ずかしいが、当時はこれが限界だった。
んで、今のところの最新作が「アワーミュージック」だ。
これは、まぁまぁ良い感じにシンプルに作れたと思う。でも半分はゴダールパワーだw
いやー、表紙って難しい。ということにかこつけた宣伝でした。