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幸せのカテゴリー

基本的なことを明示しておく。

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 前回のブログで、「シーン」のことをちらっと触れたので、前から思っていた「群雛」の話を。

 以前にも書きましたが、僕はずっとひとりで小説を書いていて、そのことを周りの人たちには言っていないので、ただひたすらに書いていたのですが、群雛に参加して初めて、アマチュア作家というかインディ作家の人たちの作品を読みました。

 

月刊群雛 (GunSu) 2014年 04月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

月刊群雛 (GunSu) 2014年 04月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

  • 作者: 林智彦,猫春雨,田中せいや,夕凪なくも,王木亡一朗,きうり,Nyara,婆雨まう,山田佳江
  • 出版社/メーカー: 日本独立作家同盟
  • 発売日: 2014/03/24
  • メディア: Kindle
  • この商品を含むブログを見る
 

  初めて参加したのが、この4月号。「母の上京」という作品を寄せました。

 

月刊群雛 (GunSu) 2014年 05月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

月刊群雛 (GunSu) 2014年 05月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

 

  次に、「悲しみ」という短編で5月号に参加。

月刊群雛 (GunSu) 2014年 08月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

月刊群雛 (GunSu) 2014年 08月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

  • 作者: 夕凪なくも,神楽坂らせん,魅上満,くみ,米田淳一,ハル吉,池田敬二,竹久秀二,きうり
  • 出版社/メーカー: 日本独立作家同盟
  • 発売日: 2014/07/29
  • メディア: Kindle
  • この商品を含むブログを見る
 
月刊群雛 (GunSu) 2014年 11月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

月刊群雛 (GunSu) 2014年 11月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

 

  8月号と11月号では、既刊サンプルとして、「ランデヴー」と「kappa」を載せてもらいました。

 KDPを始めて間もない頃、プロモーションの仕方を色々探していた時に、見つけたのが「日本独立作家同盟」で、なんと電子雑誌を刊行しているというじゃありませんか。

 そこで、同盟のサイトに「群雛参加方法」が公開されていて、それを読んで名乗りを上げたわけですが、その「群雛参加方法」のページ、いわゆるレギュレーションを読んで、僕は「すごい」と思ったわけです。

 僕が読んだのは「共通レギュレーション」と「文章を主体とした〜」のところだけなのですが、その整理された内容を読んで、偉そうな言い方ですが、「信頼出来る」と思ったのです。

 特別なことが書いてあるわけではありません。言うなれば「当たり前のこと」が書かれています。ただ、「この基本的なことを明示しておく」ということ、その態度に、表現が難しいですが、「意思」みたいなものを感じたのです。

 その「意思」とは、「継続して発行していく」というもの。ジャンルやテーマとか、カラーとか、そういうことを気にしたり拘ったりせず、あえて削ぎ落とし、シンプルにして、「継続して発行していく」というところに重きを置く、というものです。(これは僕の主観なので、もしかしたら違うかもしれませんが)

「群雛」の価値は、(それだけではありませんが)そうやって、毎月出るというところにあって(現にもうすぐ一周年ですし)、そこから派生して、色々な魅力が生まれています。「群雛」は、ちょっとした条件はありますが、誰でも参加できて、尚かつ掲載は早い者勝ちです。審査みたいなものは基本的にはありません。ですが毎号、バラエティに富んだ作品が集まり、そういう福袋的なところに、群雛っぽさが出ている、なんて言われたりもしています。逆に、示し合わせたかのように、テーマが重なっていたり。

 続けていくことで、次第に醸成される「らしさ」というものが出ているところも、僕が最初に感じた編集長の「意思」ゆえなのかな、と思うわけです。

 

 とまぁ、いろいろと書きましたが、最初に群雛のレギュレーションを読んだ時に、何故だかわからないけれど、ちょっと嬉しくなったということを思い出したので、ブログに書いてみました。おわり。