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問いソルジャー

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 さてさて。ダジャレのようなタイトルです。

 昨日テレビを見てたら松ちゃんがやっているニュース番組がやっていたので、午前中にみました。その後、鎌倉に観光に行きました。

 それで、その番組のなかで、最近話題のイスラム国に兵士として参加した(しようとした)日本人のニュースをやっていたので、興味深くみました。コメンテーターや街の声(?)などでは、「平和な国にいるのにわざわざ戦争しにいくなんて」とか「現実逃避」などと、理解出来ない、という反応がほとんどでした。(まぁ、テレビですからね)

 


「力試しをしたかった」 日本人、シリアで戦った理由:朝日新聞デジタル

 僕も基本的にそういう人は「アホだなー」とか思ってしまうんですけれど、理解出来ないとは思いません。理解はしてないけれど。

 すごく微妙な例えで恐縮ですが、これって「発展途上国で困っている人たちを助けたくて海外青年協力隊などに参加する人たち」とベクトルは真逆なれど、同じライン上にあるんじゃないかなー、と漠然と思うわけです。というか、「理解出来ない」とか「現実逃避だ」と言ってる人たちって、「発展途上国で困っている人たちを助けたくて海外青年協力隊などに参加する人たち」に対しても、「平和な国で暮らしているのに、わざわざそんな国に行くなんて」とか思ってそう。いや、そんなことないか。そんなことないですね。

 

 もちろん、僕の主観です。

 

 松ちゃんの番組では、イスラム国に向かおうとした人の一人に、インタビューをしていて、「実際に人を殺める場面になったら躊躇ったりしないんですか?」という問いに「そうなったら(躊躇ったら)、それは(自分にとって)喜ばしいことだと思います」と答えていて、「あー、そうかー。アホだなー」と思いましたが、「理解出来ない」とか「現実逃避だ」とは思いませんでした。

 番組のコメンテーターの先生(?)も世界中で、行き詰まった若者が、閉塞感や現状の打破の為に、そういったイスラム国などに参加することがある、などと言っていました。「生の実感を得る為」に「戦争に参加する」と。なんだか「スカイクロラ」みたいだなー、と思いましたが、やっぱりアホだなーと。

「生の実感」「生きがい」「やりがい」「自己実現」「自己肯定」「承認欲求」etc

 正直言って、そんなことを考えずに生きてる奴らもバカに見えるし、それに固執している奴らもバカに見えているくらいには性格の悪い僕ですが、その根底にあるのって、やっぱり豊かさ(貧しさ)だと思うのです。

 戦争ってのは、色んな思想や宗教やイデオロギー(?)とかの大義名分が掲げられますが、結局は「貧しさ」をなんとかしたい、食料、エネルギーなどなど、そういった問題があるからこそ、起こるわけで。(それだけではないでしょうが)

 じゃあ、一体どうしたら良いのか僕にはわかりませんが、「命が大切だ」と言っても、実際戦っている人たちは「命より大切なものがある」と思っているわけですから、平行線でしょう? 戦争ってのは、経済的にも環境的にもエネルギー(資源?)的にも、愚かな損失ですよっていう方向から考えられないものか(無理か)

 もう眠くなったので、強引にまとめに入りますが、僕がこのニュースに対して感じている感情って、なんだろうか。強いて近いものをあげれば「怒り」と「眠たさ」かな。(眠たさって、感情か?)

 しかし、この怒りみたいなものって宇多丸さんの映画「スカイクロラ」に対する怒りに似ているのかなー、という。

 ちょっと前にTwitterで、少し触れました。

 

 とまぁ、「現状の閉塞感を打破したい」「終わりなき日常から脱出したい」みたいなナイーヴな悩みって、勝手にしてよ、とも思うのですが、個人的でありながら個人的でない事情(不況とか)もあるので、難しいですね。景気が良くなればある程度は解決するのかな。その辺は、ブレイディ・みかこさんの連載とか読むと、考えます。

 アナキズム・イン・ザ・UK | ele-king

 しかし、「終わりなき日常」って3.11以降、終わったと思っていたけれど、いつの間にか、しれっと復活してますね。全員ではなくとも、少なくとも「多くの人たち」の間では。

 そんなことを思っていたら、ふと三年前に観たこの記事を思い出したので、読み返しました。まだあった。


おわりの音楽 —音楽は変わらなければならない— « WIRED.jp

 

 物語にも、「始まり」と「終わり」があるな。

 ということで、ばいちゃ!

 

 


Martika - Toy Soldiers - YouTube

 

 結局何が言いたかったのでしょう。