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アンモナイトと菊練り。

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 今日も「BABY BLUE」の直しを少し。高校を卒業して、進学も就職もせずバンドをやっている生意気な男の子が主人公。ひょんなことから、とある陶芸家のアシスタントをすることになって、色々あるというお話。

「セブン イヤーズ イン チベット」というブラッド ピット主演の映画。僕は見ていませんが、「彼氏彼女の事情」のあとがきに津田雅美さんが、「超性格悪い青年がダライラマに会って、性格よくなる話」と書いていたのを読んで、そうそう、これもそんな感じ、と書いている最中に思っていたことを思い出しました。

 そして、当初予定していた刊行スケジュールより、少し遅れている! 今月中にはなんとか、「BABY BLUE」出せるようにしたいですね。

 

 

LaLaLaLIFE

LaLaLaLIFE

 

  今回は、コイツの話を。発売日、もう二ヶ月前か。

 連作短編「LaLaLaLIFE」はとある事情から、「暮らし」をテーマに書きました。

・LaLaLaLIFE

夫婦茶碗

・ユリコのゆりかご

・魔法のじゅうたん

・不揃いのカーテンレール

 

 以上の5作品。でも、1つ目は、アヴァンタイトルというかイントロダクションというか、そういった短い文章。全作品がゆるりと繋がっています。

 

夫婦茶碗

 ある日、不注意で夫婦茶碗を割ってしまった夫。妻は気にしないでと言いつつ気にしている様子。その日以来、夕食には米が出ない。その夫婦茶碗は、共通の男友達から貰ったもので……。というお話。

 しかし、世の中には、どれくらい夫婦茶碗なるものを使っている夫婦がいるのでしょう? 雑貨屋さんとかでは、たまに見ますけどね。ちなみにウチでは使ってません。

 

「ユリコのゆりかご」

 男の子だからって何でも買ってもらえる弟が面白くない姉の、家族とかお金とか恋愛とかの話。「暮らしをテーマに」ということだったので、衣食住で何があるかなー? と思い、家族とお金とエトセトラという感じで、書きました。姉弟のキャラは、以前、ちょっとしたところに書いた短い話から再登場させました。その時は、詳しいプロフィールは作っていなかったので、今回改めて色々と練りました。今はどうかわかりませんが、僕の子供時代とかは、長男だから優遇されるって場面、少なからずありましたね。田舎だからかもしれませんが。

 

「魔法のじゅうたん」

 とある探偵のところに、舞い込んだ奇妙な依頼。失踪した叔父と、彼が持っているはずの絨毯を探してほしい。美術品がらみの事件を多く扱う探偵は、調査に乗り出すが……、というお話。ミステリーではありません(笑)

 探偵って、結構好きなんですが、推理小説とかに出てくる探偵というよりかは、松田優作さんの「探偵物語」に出てくる、工藤俊作とか、永瀬正敏さんの「私立探偵濱マイク」みたいな探偵が好きで、自分でもいつか、そういうのを書きたいな、と思っていたのですが、なんとも嫌なヤツになりました。ツンデレというか。

 この探偵も、KDPではまだ出していませんが、自作「THERE IS A LIGHT」と「CLARION CALL」にちょっとだけ出てくるキャラクターです。書いていて面白かったので、この探偵はまた出てくると思います。

 

「不揃いのカーテンレール」

 どこにでもいる普通の男が、ある夏の日に、突如自分の部屋のカーテンを引きちぎって、踊りだす。という場面から始まります。日常の場面場面で、彼が思ったことを淡々と(?)書いています。何が起きるというわけではないのですが、こういう作品は、また書きたいな、と思います。結婚式の前に、男同士で、ダスティン ホフマンの「卒業」の話をするシーンとかは、我ながら、どうかなとも思いますが、結構気に入っています。

 

 関係ないですが、今週末、時間が取れたら「たまこラブストーリー」を観に行きたいです。