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私の……、初めての……

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 僕が初めて買った電子書籍は、森博嗣著「喜嶋先生の静かな世界」

 

  ↑はKindleヴァージョンですが、僕が購入したのは、

f:id:OUKI_Bouichirou:20141124221846p:plain ←このアプリバージョンのもでした。

 たしか、単行本とほとんど同時に電子版もリリースされました。それが2010年なので、Kindleなんか名前は知っていても(たしかアメリカでAmazon電子書籍リーダーが話題になっている、というニュースを知っていたくらい?)、周りで使っている人も全然いませんでした。(今もあまりいませんが)

 単行本の値段が1700円くらいでしたが、アプリでは800円くらい。初めての電子書籍というのもあり、実体のないものにお金を払うということに、少しだけ躊躇しましたが、普通は3年はまたないといけない文庫本相当の値段で読める、という誘惑に負け(?)、購入しました。(というか僕、ハードカバー嫌いなんですよね。デカいし読みにくいし。特に電車の中)

 で、このアプリです。2010年当時、たしかiPhone3GSを使っていたはずですが、それで閲覧していてもなんら問題なく読めました。(馴れの問題もありますが、現行のKindleアプリよりも読み心地は良いかも?)それ以前にも、ちょっとした仕事の関係のイベントで展示されていた、ガラパゴスやらなんやらのタブレット電子書籍リーダーは触ったことがあるのですが、動きがカクカクだし、iPhoneiPadの足下に及んでいないどころか、後発のくせにこんなんじゃ、製品レベルにも達してねーよ、と同僚と話していました。(後ろにシャープの担当者が立っていて気まずい思いをしましたが)

 最初の出会いとしては幸運だったと思います。iPhoneというハードと、この講談社のアプリ(?)との組み合わせは、非常に良い電子読書体験でした。しかし、その後、スカイクロラシリーズを電子で読もうと中央公論社のアプリを購入。しかし、こっちは、動きがカクカクで、とても失望しました。

 技術的なことは、なんら詳しくないのですが、一方でそこそこのものが出来上がっているのに、もう一方が全然ダメなのは何故なのでしょう? 既得権益の壁でしょうか? しかし、出版社の違いなど、読者に取ってはなんら関係ありません(作者の違いに比べれば雲泥の差です)。さっさと、まともな方に統一してくれないかなー、と当時は思いました。その点、現行のKindleアプリは、小説を読む上では、まぁまぁ良いでしょう。Kindle端末は、あの白黒反転が、僕には少しストレスです。値段が安ければ、まだ我慢出来るでしょうが。あのクオリティに、あの値段は出せないですねー。iPhoneiPadを持っているから、ということもありますが。

 

 しかし、iPhoneがこれだけ普及しているのに、なぜ電子書籍は普及していないのでしょう? スマホでくくれば、結構な普及率のはずです。

 みんな入れ物は持っているのです。中身が無いからでしょうか? まぁ、いまだに紙の本と同時に発売される本て少ないですよね。同時に発売されたら、電子書籍を買うのに、されないから仕方なく紙を買う、というパターンが多いです。ハードカバーは携帯性が低い。電子書籍は、文庫本感覚で読めるから、本当に便利です。

 

 と、ここまで書いていて、ふと思ったのですが、そもそも「文庫本」って、結構凄い発明ですよね。