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『Our Numbered Days』無料キャンペーンについて〜SAVE THE LIVEHOUSE的な〜

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 お知らせです。

 7/10より5日間『Our Numbered Days』と後日談の『anyone can play guitar/I Think Ur A Contra』の無料キャンペーンを実施します。DL数×100円を全国のライブハウス支援のための活動に募金します。

Our Numbered Days

Our Numbered Days

 

『Our Numbered Days』は王木さんの代表作だし(自分で言う)、何度も無料キャンペーンは実施しているので、もうすでにお持ちの方も多いと思うのですが、今回ばかりはぜひぜひ興味ありそうな方に拡散していただけると幸いです。

 世の中、コロナで困っている人たちは他にもいることは重々承知していますし、自分だって今現在はあまり影響がなくても、これから何かしらの影響を受ける可能性もあるかもしれないのですが、やっぱり自分のこれまでの人生と関わりの深かった場所が窮地に立たされているのはしんどいので、なにかお力添えできれば、と思います。

 募金先は『SAVE THE LIVEHOUSE』というところで募金ができるので、そこにしたいと思ってます。

311tegami-onlineshop.stores.jp

 あとは新潟にもライブハウス支援のプロジェクトがあるらしいので、どれくらいダウンロードされるかはわかりませんが、そちらにも何かしらの形で支援をできたらと思っています。

 ただ、個人でやっているとことなので、上限はあります。たとえば、100DLで1万円程度なら、なんら問題ありませんが、万が一、1000DLで10万円とかになるとさすがに無理なので、その点はご了承頂きたいです。

 念のため、恩着せがましいことも書いておくと、kindleの無料キャンペーンはどれだけダウンロードされても作者には1円も入りません。ただ、過去に少しだけ音楽やバンド活動を齧っていた身として、それらを題材とした作品と絡めて何か出来ることはないのか、と考えた結果です。

 また、キンドル電子書籍は専用端末でなくともスマートフォンであれば無料のアプリで読むことができます。最近のスマホの画面は大きいですし、電子書籍アプリも進化していますから、数年前の電子書籍黎明期よりもリーダビリティも高く、文庫本感覚で読めると思います。

 ここからは余談ですが、今回、このようなことをするにあたって、少しだけ悩みました。「ライブハウスに恩返しがしたい!」というような真っ直ぐな、清廉な思いというのもないわけではありません。ただ、こんな慈善活動(?)のようなことをする資格が自分にはあるのか? 偽善ではないのか? 売名行為のようなものではないのか? そもそもまとまった額になるほどダウンロードされるのか? 自分が思いもしなかった理由で不快に思う人がいるのではないのか? などなど、考えました。

 でも、ネットなどを通じて入ってくるライブハウスの現状に、少しずつ胸を痛めていました。そして、ライブハウスにまつわる色々なことが思い出され、いろいろな人たちの顔が浮かびました。

 駆け出しの頃というか無名のバンドはライブハウスにお金を払ってライブをしています。チケットノルマというやつです。バンド形態だと大体2、3万円。もちろんチケットが捌ければペイしますし、ノルマ以上に捌ければバックもあります。でもそれは、そこそこ以上の人気のでているバンドでないと難しいですし、そこまでの人気があれば、ギャラの出るイベントにも呼ばれます。そうでないバンドは大体、毎回持ち出しです。それでも地道なライブ活動のために毎月、お金を払ってライブをしていました。思い返せば僕も、まぁまぁな額を吸われました。

 ライブが終わったあと、清算という『儀式』があるのですが、そこで実際にノルマ分のお金を納めます。そのときにライブハウスの人(大体はブッキングマネージャー)の人から、アドバイスや説教(笑)をもらいます。優しい人だと、当たり障りなく褒めてくれます。そんで次回のライブ日程を決めましょう、という話になります。厳しい人だと結構ダメだしされます。メンバーに初心者がいると集中的にやられたりもします。あとは、その人が好きだからという理由で、全然ジャンル的に関係ない有名バンドを引き合いに出されて的外れなアドバイスをされたりもします。例えるなら、駆け出しの漫画家さんとかが相性の悪い編集者にあたって、不毛なやりとりをする(ツイッターとかでたまに見かけますが)、あれに似ています。って、あれ? なんか知らん間に恨み言みたいになってしまったぞw

 とまぁ、いろいろとあったのですが、それの何倍、何十倍以上の楽しい経験もしました。ライブ後の打ち上げとか、それこそ自分たちや他のバンドとイベントをやったり、レコ発ワンマンをやったり。マグレだったんでしょうけど、体調とかテンションとかお客さんのノリとか演奏とか照明とか音響とか何もかもが完璧にハマって、『今夜、俺たちが間違いなく世界で最高のライブをしている!』と思える瞬間があったりとか(一回だけで、勘違いみたいなものかもしれませんが)、まさに自分の『青春』がそこにあったといっても過言ではありません。

 なので、そういう雰囲気を自分なりに閉じ込めた小説でなにかしら力になれればと考えています。ぜひぜひ無料(タダ)なので、お気軽にお手に取りください。

 

頂いた感想など

読書感想文 『Our Numbered Days』 王木亡一朗(著) | エンタングルメント・マインド(Entanglement Mind)

読書/王木亡一朗著『Our Numbered Days』 | 淡波ログ

セルパブ小説を読んでみよう 17 王木亡一朗『Our Numbered Days』 - 綾瀬文蔵は主に深夜に生きてゐる。

挫折と共鳴 - ペンと拳で闘う男の世迷言

 

Our Numbered Days

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