Our Numbered Days:今週のライナーノーツvol.3
さて、今週も。
アワ・ナンバード・デイズ第3話「She's Thunderstorms」公開です。
今回は比較的若いバンド。といってもデビューはもう十年前ですね。当時はツイッターもなく、ユーチューブも始まったばかり。代わりに何があったかというと、「マイスペース」という音楽SNSみたいなものがありました。懐かしいな。
当時のイギリスのバンドとしては久々にドカンと売れた新人というか。アメリカのバンドだと、ストロークスが2001年デビューですけれど、それもラフトレードから出して、先にイギリスで火が着いて……、という流れだったはず。
あっという間に世界中に広がって、フォロアーバンドも多く生まれました。日本だと、「ミイラズ」ってバンドがいましたね。ミラーズじゃねーよ、でお馴染みの。割と好きでたまに聴いていましたが、スヌーザーの休刊とともに……、という印象。
ゼロ年代はヴェルヴェッツ、テレビジョン的なNYアンダーグランド+ドアーズなストロークスから始まり、ロックンロール・リヴァイバル(ロックンロール・ルネサンスなんて言葉もありましたね……)期へ。ブラックレーベル・モータサイクル・クラブとか、リバティーンズ、ヴァインズ、ハイヴス、ホワイト・スライプスなどが出てきて、その後アクモン、フランツ・フェルディナンド、カサビアン、などなど。個人的にはレイザーライトの「アメリカ」で、それらは結実したというか(かなり適当に書いています)。2008年デビューのヴァンパイア・ウィークエンドのセカンド「コントラ」が2010年リリースで、名実ともにテン年代(あえて使う)へ、といったところでしょうか。
こうして振り返ってみると、自分のリアルタイムも捨てたもんじゃいないな、と思います。60、70年代とか、それこそ90年代とか、リアルタイムで音楽を聴けなくて悔しいな、なんて思ったこともありますが。
ただ、最近はあんまり追えてないですね。今一番アツイバンドってなんなのでしょうか。KANA-BOONですか?
さて、連載も第3話です。ときどき話しかけてくる「アイツ」はなんなのでしょうね。
次回、第4話「Don't Look Back In Anger」は2/12更新予定です!
震
え
て待て!
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(毎週ストックが消えていき、俺が震えている)