愛はどこだ!?
今朝、恐ろしくも(?)興味深い記事を読んだ。
パブリックドメインの作品を、登場人物の名前だけを変えて、KDPで出すという荒技。さすがに「どないなってんねん! アンタの小説、無料公開されてる小説と同じ文章があるやん!」とAmazonからいわれたらしく、作品を取り下げ……、はせず(笑)、修正して再度出版したそうです。(修正した結果OKだったとのこと)
おいおい……、と思いましたが、同時に「ん?」とも思いました。
さすがにキャラクターの名前だけ変えて、全文盗むってのはナシですが、既存の作品を「下敷き」にするっての、よく聞きませんか?
村上春樹さんの「羊をめぐる冒険」はチャンドラーの「ロング・グッドバイ」を下敷きにしたらしいですし、押井守監督も「映画は引用なしには作れない」みたいなことを仰っていたと記憶しています。ポール・マッカートニーもドリフターズ(黒人ボーカルグループの方)の「Save the last dance for me」を聴いた直後に「ヘイ・ジュード」を作ったらしいですし。
これってなにが違うんでしょうね?
いかにも優等生的な回答をするのなら、「オリジナルに対して愛があるかないか」かなと個人的には思います。二次創作とは違うのかもしれないけれど、なんとなくそんな感じしません? ただ、その「愛があるかどうか」っての、誰が決めるんでしょうね。「愛はあるよ」って言い張られたら、どうすればいいのでしょう。
いやまぁ、法律とか著作権的に大丈夫なら、問題はないのかもしれませんね。「丸パクリ」は事実上できない以上、いろいろとセンスを問われるわけで、そのセンスみたいなものが、ひとつの価値なのかもしれません。
Save the last dance for me - The Drifters - YouTube
14. A Wolf at the Door (It Girl. Rag Doll.) - YouTube
ティアドロップ発売まで、あと3日!
予告編1
「月が綺麗ですね」って、なんの訳でしたっけ。