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幸せのカテゴリー

群れる雛たちと敵の存在ついて

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 さて、群雛最新号(2015年07月号)が出ました。BCCKS経由のストア配信も、半分くらいかな? Kindlekobo、ブックパスなど販売開始しています。

www.gunsu.jp

 

 そして、今号からは、掲載作品のすべてが新作です。

(以前までは、既刊サンプルといって、すでに販売されている作品の一部が抜粋されて掲載されていました)

 晴海まどかさんの連載「ギソウクラブ」は一話ごとに語り手が変わる高校生の青春群像劇で、今回は第四話。澤俊之さんは掌編小説「Timber!」が掲載。「440Hz」シリーズと共通の世界観で1930年代の北米が舞台(おぉ!)。波野發作さん新連載「オルガニゼイション」もスタート。スラップスティック系SFコメディです。(個人的にはフェザーン商人を連想しました!)

 くにきたすくさんのショートショート「ポースター」、きうりさんの「うさぎ」などや、小説以外にも青海玻洞瑠鯉さんの詩集「Professor」、和良拓馬さんのサッカーのエッセイ「幸福すぎる90分間」などすべて新作でお送りします。

 さっそく、感想・レビューも頂いております。

 プログレSF作家米田淳一のなければ作ればいいじゃん・2nd: 「月刊群雛2015年07月号」レビュー

bookmeter.com

 

 あ、そうそう。僕も短編小説「ライトセーバー」で参加しています(忘れるところだった)。約一万字です。

 インタビューにも書きましたが、今回の表テーマは「頭の中の妖精さん」です。

 幼少時から入眠儀式として、妄想の中でライトセーバー(みたいな光の剣みたいな武器)を片手に世界の悪と戦ってきた男性が一応主人公で、その妄想の中に出てくるヒロイン役の女の子が、語り手です。

 いい歳した男が頭の中の女の子と、あーでもないこーでもないとやり取りしながら日常の中の、ちょっとした事件に立ち向かいます(?)。

 ということで色々影響されてw、二人称(っぽい?)視点で書いてみましたが、どうでしょうね。わりと楽しく書けたのですが、締め切り前に何度が読み返していると、「あれ? この娘の口調、あの娘に似ている?」となりました。意識してそう書いたわけではないのですが、ちょっと似てるかも?(最近見かけませんが)

 スターウォーズの他にもガンダムとか色々とネタを放り込みました。あ、そうそう、一部で「これはエッセイじゃないか?」疑惑(笑)がありますが、小説です。まあね、主人公の名前がアレでKDPで小説発表しているっていう設定ですから、無理もありません。群雛の読者には、そういう書き手の人もいるんだろうな、とウケを狙いました(はははーw)。ただ、なんというか事実をベースにしたわけではなく「自己言及風のギャグ」ですので、作者にとっては創作、つまり小説です。というか、小説とかエッセイとか、どちらかに決める必要ってあります?(関係ないですが、ドキュメンタリーとかのBGMって立派な脚色ですよね〜)

 んで、頭の中の戦争って、僕も子供のころは、よくやっていて。悟空VSガンダムとかのオールスター戦や、自分でモビルスーツとかヴァンツァーに乗って戦場を駆けたりとか、男の子ならわりとよくやると思うんですが、どうでしょう。で、戦闘力とか詳細な設定って結構いい加減だったりするのですが、いっちょまえに毎回悩んでいたのが、敵の存在です。

 いちおうこっちがやっつけるわけですから、それなりの理由が必要ですよね。戦いのモチベーション次第で、面白くもなれば退屈にもなります。

 世界征服とか大量虐殺とか、そういう大きい物語の説得力ってのも、年齢が上がるにつれて下がっていきます。だって、ねえ?w いろんな事情があるってことが判ってくるじゃないですか。正義の味方でいるのも大変です。

 

 ということで(?)、月刊群雛2015年07号絶賛販売中です。

月刊群雛 (GunSu) 2015年 07月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

月刊群雛 (GunSu) 2015年 07月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

 

  表紙は、もりそばさん。夏って感じで素敵です。先月に引き続きLOっぽくて好きです。