読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Category of Happiness

幸せのカテゴリー

「kappa」がストア配信されたので、セルフライナーノーツ。

Ads by でんでんアドネット

 自作「kappa」がKindlekobo以外の電子書籍ストアに配信されました。

 ibooksSONYリーダーストアなど、計10ストアで販売中です。

 でんでんLPのストアリンクを追加しました。

kappaouki.tumblr.com

中学二年生の沢田ひとしは、子供の頃に川で溺れた。当時の記憶は曖昧だが、最近になって、またその時の悪夢を見るようになっていた。そんな時、ひとしが通 う中学校に怪し気な関西弁を話す河西こうじが転校してくる。何かにつけて、ひとしに因縁をつけてくるこうじだったが、ある日、こうじは自分たちは、河童 だったと言い出し……。(河童)

旦那が浮気している……? 妙な噂に踊らされる私。人間関係における正しさとは?(正しさ)
悲しみを乗り越える方法は、人それぞれだ。(悲しみ)
彼女の元カレが、プロポーズ? 仕事を辞めてバイトをしている俺は、なんか焦る。(大人は判ってない)
人生お休み中の俺は、公園で孤独なガキに会う。(Any Day Now)

短編集「kappa」
・河童
・正しさ
・悲しみ
・大人は判ってない
・Any Day Now

某サイトで公開していた表題作を加筆修正。
月刊群雛に掲載された短編と書き下ろし三作を含む、
五編の短編集。

  この「kappa」は、僕の本の中で、一番読まれている作品です。群雛にサンプルを載せてもらってから、徐々にという感じでしょうか。僕の6冊目の電子書籍です。

 初稿を書いていたのが、確か2013年の4月頃。それまでどこにも発表もせず、一人でただ悶々と小説を書いていたのですが、初めて公開を前提に書き始めた作品です。当初はパブーで公開していました。(表紙も違うものでした

 ある日見た夢がもとになっています。大雨の日、制服を着て学校の屋上にいたんですけど、そこから校庭を見下ろすと、大洪水になっていて、そこを友達がクロールで泳いでいるんです。僕は「河童かよ! バカヤロー!」と叫んでいました。夢なので荒唐無稽ですが、起きた瞬間に「あ、これで小説書こう!」と思ったことを憶えています。ちょっと「レットイットビー」みたいなエピソードだと思いませんか?(笑) 我ながらお気に入りです(笑)

 作中に高橋道元という彫刻家が(名前だけ)出てくるのですが、他の作品にも出てきます(存在が語られる、というのを含めると最多出演かも)。

 ある方には「森絵都『カラフル』みたいな青春小説」と感想を頂きました。そう、何を隠そう青春小説なのです。ホラーっぽい描写も少しだけあるかもしれませんが、メインは青春モノです。

 僕の地元である新潟県新津市と隣りの五泉市を舞台としています。早出川をモデルにした速出川に河童の言い伝えがある、という設定です。

 表題作は約4万字。これだけだとちょっとボリュームが薄いかな、と思いまして短編集にしました。なんとなくのこだわりで、一冊の本って大体8〜10万字くらいがベストかな? と思っていまして。本全体の構成を原田宗典さんの「優しくって少しばか」みたいに「表題作(約40%)+短編いくつか」にしてみました。

 後半の短編4作は、「王木調全開」とのお言葉も頂きました(笑)。各一万字前後です。

 各作品のちょっと裏話的なものを。

「正しさ」

 石井克人監督の「PARTY7」を、少しだけ意識した場面があります。お話全体としては、夫婦のちょっとしたやり取りがメイン。

「悲しみ」

 サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」に、冒頭から言及しています。群雛掲載時には、「スバル・インプレッサ」という車名に、「レンタカー」と校正が入ったのですが(車名を出すまで、レンタカーと表記していたので正しいのですが)、先人へのオマージュということで、そのままにしてもらいました。

「大人は判ってない」

 これは「子供のウケを狙っている大人の格好悪さ」って、子供は結構見抜いているもんだよな、と思ったのがキッカケです。とあるお方をモデルにさせて頂きました。恐縮です。

「Any Day Now」

 27歳って音楽の天才が死ぬ歳なんです。カート・コバーンやジム・モリソンなどなど。30歳を手前にして、色々考えることもあるよなー、というところからスタートしました。「Don't trust over 30」なんて言葉もあったりして。タイトルは、そんなジマーマンの曲から。anyのdayがnowって、なんとなく良いなーと思います。単語単体だと、ただそれぞれの意味しかないんだけど、合わさるとまた違った趣があるというか。「Let it be」という言葉も、そんな感じですね。

 

 おわり。

kappa

kappa

 

 

www.kinokuniya.co.jp

www.ebookjapan.jp

booklive.jp

bookwalker.jp

Kappa

Kappa

  • 王木亡一朗
  • 小説/文学
  • ¥250

 

auブックパス