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幸せのカテゴリー

整理整頓がNi・Ga・Te

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 我輩は整理整頓が苦手でR(あーる)! 読んだ本は、読んだ順に机の周辺に積まれてiLL!!!!!!!!!!!!!! 一番最近読んだ本が一番上にあるので、ある意味、整理されているとも言えるのdeathが、友人などを招き入れると、「ワオ! お前の部屋はCrazyだ! まるで、ジャンゴーじゃなイカ!」など言われるのda!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そんなこと言われたら、我輩も「Yes!」と声高に叫びながら、バンダナを巻き、アクセル ローズよろしく「welcome to the jungle!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」とハイトーンヴォイスで叫びながらナナナナナナニィーニィーである。そもそも、本棚や引き出しにしまったものに限って、IZA!という時にすぐに取り出せない。他人から見れば無秩序に散らかっている状態でも、我輩にとっては記憶と結びついている、いわば「精神の宮殿(マインドパレス)」なのdeath!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

「あの、すみません大木さん」

「なんざんしょ」

「凄く読みにくいです。文章の整理整頓をしてください」

「はぁ……」

「某宇川直宏さん風の文ですが、テキストエディタの機能で、『です』を『death』に置換したとき、どういう気持ちでした?」

「ちょっと、涙が出そうだった。DEMO! 文章整理術とかで、一ネタ書けるほどのものでもないし」

「しかも我輩って……。デーモン小暮閣下ですか」

「ハイトーン繫がりで」

「とにかく大木さんの部屋は散らかり過ぎです。片付けてください」

「えー」

「物が多すぎるんです。断捨離しましょう」

「ダメ! 僕、断捨離って、失敗しかないの。捨てちゃいけない物とか捨てちゃうから」

「選別も下手なんですか」

「そうなの。学生時代、大切なプリントを何度捨てたことか」

「わざとじゃなくて?」

「ほとんどは、わざとじゃないよ! それに雑誌とかさー、好きなミュージシャンのインタビューとかって、ふとした時に思い出して読みたくなるじゃない。去年の引っ越しの時に捨てたロキノン、ちょっと後悔してるもん」

「それは記憶すれば良いんじゃないですか? お得意のマインドパレスだかアップルドアで」

「それが出来たら苦労しないよ」

「とにかく片付けてください。整理整頓!」

「いやぁー、でもさー……」

「大木さんは、あれこれ屁理屈並べないで、素直に『はい』と言った方が良いですよ?」

「high」

「ちゃんと言って! 整理整頓!」

「ダイヤモンドと同じ元素の……」

「面白くないです!」

「傷ついたぞ!」

「ドントリーブミー?」

「dry」

「そこは、『high』だろ! サブカルクソ野郎が!」

「クソ野郎じゃない!」

 そう言うと大木は、そそくさと部屋を後にした。去り際に、もう一度、こちらを見て、「クソ野郎じゃない」と小声で言っていたが、それが、自分へ言い聞かせた言葉だったのか、はたまた私が言い返すのを期待した言葉だったのかは、定かではない。ただ、灯油切れを知らせる、ストーブの給油ランプが点滅するこの部屋には、静けさにも似た、冷たい空気が流れていた。

 

 元ネタたち


Guns N' Roses - Welcome To The Jungle - YouTube


Number Girl - Fu・Si・Gi - YouTube


聖飢魔II 蝋人形の館 - YouTube


Radiohead - High & Dry - YouTube


GLAY if~灰とダイヤモンド - YouTube