距離と距離感。
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佐藤正午さんの小説「Y」に、フランソワ トリュフォーの映画が出て来て、当時高校生だった僕は、「大人は判ってくれない」や「アメリカの夜」、「華氏451」などを観たことも無く(その後観ましたが)、小説を書く人は映画も沢山観ているんだなー、と思ったものでした(けして、『鼻につく』などとは思っていません!)。
その後、映画も沢山見るようになり、アキ カウリスマキやジム ジャームッシュなど、それ系の作品も観るようになるわけですが(ビクトル エリセとかね)、なかでも、ヴィム ヴェンダースの作品には強く惹かれました。
まずは、なんと言ってもこれ。
日本ではなかなかお目にかかれない風景ですよね。国土が広い(笑)
バグダッドカフェとかも好きだったなぁ。
「アメリカの友人」「都会のアリス」「ゴールキーパーの不安」などなど、初期の作品や有名な「ベルリン、天使の詩」など、中古VHSを集めました。
2000年代になると、「ランド オブ プレンティ」「アメリカ、家族のいる風景」など、親子というか家族の関係性をテーマにした作品も出てきました。
映像詩人、ロードムービーの名手などと言われる、ヴェンダース監督ですが、「距離と距離感」という、微妙なバランスの表現が、まさに詩的で、そういった部分に惹かれるのかな、と自分で思っています。
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この作品には、デニス ホッパーが出ているんですよね。