すべてがDになる。
「あれは……、Dというのは、何のことだったのですか?」
「Dはドラマだよ」
「ドラマ? テレビドラマですか? だって、それなら『駄作』だって、『出来の悪い作品』だって……、他にも、Dは沢山あるわ」
「大人の事情だよ、西之園くん」
この予告を見る限り、映像化されるのは、
「封印再度」
「すべてがFになる」
「数奇にして模型」
「有限と微小のパン」
のようですね。ふむふむ。
一体どのような雰囲気の作品になるのやら。映画の場合は、「監督」で作風というか、雰囲気って、ある程度わかると思うんですけど、ドラマって何ですかね? 脚本?
ウィキペディアを見てみると、
脚本 黒岩勉、小山正太
音楽 川井憲次
ぱっと見るに、「世にも奇妙な物語」の人たちなんでしょうか。その他には、『アンフェア」や「海猿」のスタッフだったり。
僕の場合は、役者がどうこうってより、映像の雰囲気とかのほうが気になるのです。説明がムズカシイですが、カット割りとか音楽の使い方とか。メディアが違うから、テレビドラマと映画って、そう意味で、作劇の文法みたいなものが違うじゃないですか。だから、テレビドラマ的なある種「わかりやすい演出」って、ちょっと馴染めなかったり(気取ってんな)。あと、妙に画面が明るかったり。あとは全体の尺もありますけれど、CMが入るから、一旦そこで切らなければならず、そう言う意味でも、一つ一つのシークエンスが、時間的な制約を受けますよね。だから何だ? ってほど映画の作り方に詳しいわけじゃないんですけれども。ただ、あえて逆を言えば、キャラとか役者どうこうってのは、演出で結構どうにかなるんじゃないかな、と思うのです。(役者の力ってのも影響力はありますが)
ミステリー系のドラマだと、最近はカンバーバッチの「シャーロック」とか、好きです。字幕というか文字が画面に出て来る演出だったり、「高機能社会不適合者」みたいな描かれ方だったり。それが「F」に合うかどうかは、僕にはわかりませんが、ビシッとクールな、良い意味で人間味の無い雰囲気に仕上がってくれると嬉しいです。
すべてがFになる THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログを見る
冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
数奇にして模型 NUMERICAL MODELS (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (5件) を見る
有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
万が一、人気が出て劇場版とかになったら、何を持ってくるのだろう?
「詩的私的ジャック」かな? ゲスの極みのボーカルさんが、ロック歌手役をやるとか? まさかぁ。
「幻惑の死と使途」と「夏のレプリカ」を合わせてやるとか? 大御所マジシャン役に西田敏行? ま、まさかね……。