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Come into my life

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「思い出のマーニー」という映画を見た。面白かった、と思う。

「と思う」と書いたのは、自信が無いからだ。不思議なことだし、情けないことでもあるけれど、そう思う。「あー、面白かった」と思うものの大半は、好きだ。当たり前だけど。でも、仮に面白かったとしても、あんまり好きじゃないな、と感じるものもある。「これ、好きだなぁ」と思うものでも、面白いかときかれれば、答えに窮することもある。相手がどう感じるかは判らないからだ。

 よせば良いのに、ネットで感想や批評を検索する。「やめろやめろ」って心の声がするのに、好奇心を抑えられない。案の定というか予想通り、「原作と違う」というのが多かった。そうだよね、普通そこが気になるよね。「ジブリだと思わなければ、面白い」「オチが読めてしまう」などなど。

 まぁ、実際にそうなんだろう。感想とか批評なんてものは、所詮後だしジャンケンだ。

 他人がどう思おうが、自分が感じたことで充分じゃないのか。自分が面白いな、とか好きだな、とか思ったなら、それで良いじゃないか。でも、先にも書いた通り、なんだか自信が持てなかったのだ。だから、感想が気になってしまう。

 自分と同じ感覚を誰か抱いていないだろうか、と探したわけではない。批判する人を見て、自分は違う感性の持ち主だ、と陶酔したいわけでもない。でも、この感じは、どこから来たのだろうか。なぜ、そう感じたのか。それを見つけたかった。

 けれど、他人の感想を読んでみても、それはなかなか見つかるものではない。ほんの少しのヒントはあるかもしれないけれど、インプットからは、自分の中の答えは見つからない、と僕は思う。

 かといって、アウトプットをすれば、見つかるかというとそうでもない。とっ散らかったものをとっ散らかったまま取り出して、「あ、とっ散らかってるな」と確認するのがせいぜいだ。このブログみたいにね。

 

 


HELLO SUNSHINE - SUPER FURRY ANIMALS ...

 

 でも、好きだなと思う。自信は無いけれど。