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Category of Happiness

幸せのカテゴリー

右耳とプロットと群雛と私。

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 右耳が急に聞こえづらくなって、耳鼻科へ。耳垂れが溜まってしまっていたということで、吸引してもらい薬を貰いました。

 水溶性合成副腎皮質ホルモン剤「リノロサール」というラベルが張ってあります。

「すいようせいごうせいふくじんひしつほるもんざい」ですよ!

 今は、すっかり良くなりまして、問題ないのですが、片耳が聞こえづらくなると、バランス感覚が、狂いますね。

 なので、今週は、執筆ペースは抑えめ。短編集「kappa」に収録予定の短編をひとつ書き上げて、ひとまず寝かすことに。あとは、もうひとつの短編のプロットを作り、「BABY BLUE」の推敲とチェックくらいですかね。

 僕は、ほとんどプロットを作らないのですが、今回は逆にプロット作りに挑戦。

「ミステリーの書き方」という本に載っている、乙一さんの「プロットの作り方」を参考に、組み上げてみました。

ミステリーの書き方

ミステリーの書き方

 

 「carry that weight」という仮タイトルで、ぼちぼち書き始めます。ちなみに、ミステリーでは無いです。

 というか、詳細にプロットを作り込むやり方って、出来たことがないというか、書きながらじゃないと、物語の詳細な部分って全然浮かんで来ないんですよね。

 ただ、代わりにというか、僕のやり方としては、登場人物のプロフィールは、最初に練ります。名前と年齢と職業と性格。あとは、物語の舞台ですね。そして、薄ぼんやりとラストシーンを決めて、そこに向かってひたすら書く。基本的に、戻りません。当初予定していた通りに、ストーリーが進まないこともあるのですが、細かい矛盾や誤字脱字などは、「後で直せば良い」という言葉を胸に、最後までひたすら書き続けます。

 とは言っても、長編の場合は、とりあえず10万字という文量と、全四章から五章という構成と、大体の流れは、常に頭の中にあって、書きながら微調整はしていきます。

 最後まで書けたら、寝かせます。大体2週間から1ヶ月くらい。その間は、他の作品に取りかかって、とにかく書いたものを忘れます。忘却の彼方に放ります。

 そうやって新鮮な目で、初稿を読むと「うわぁ……」となり(笑)、ひたすら直します。とくに最近は過去、パブーに載せていた作品を直しているので、誤字脱字はもちろんこと、ちょっとした文章表現なんかも、昔より少しマシなものに直せたりして、「ちょっとは成長出来てるのかなー」なんて思ったりもします。まだまだですが。

 あとは当時、ストレス解消というか完全に自己満足で書いていたようなエピソードとかもバッサリ削ります。本筋に関係ない部分であることが多いので、気持ちのいいくらい、削れます。そして、ちょっと笑います。

 という風に、外堀だけはじめに埋めて、その中で自由に書き、あとで直し削る、というのが、一応の自分のスタイルなのですが、最近そのスタイルにこだわっている自分に気付き、つまらなくなりそうだからちょっとやめよう、という動機から、今回、短編ですがプロット作りに挑戦ということになりました。しかし、天邪鬼な僕のことなので、自分で作ったプロットも、無視して書いちゃいそう……。まぁ、でもそうなったらそうなったで。

 天邪鬼といえば、絶賛発売中の「群雛4月号」に寄せた「母の上京」という短編も、小説が多く寄せられることだろうから、その中に埋もれない作品を書きたい! という天邪鬼心から、「会話文の鍵カッコは最終節まで使わない」「ですます調で、ちょっとレトロな言葉遣い」というのを、はじめに決めて書きました。ただ、会話というイベントは発生するし、フランクな話し言葉でしか書いてこなかったので、「難しいなー」と思いながら、書き進めましたが、「読みやすかった」という感想をいくつか頂いて、すごく嬉しかったです。というか、感想って凄く嬉しい。

 

月刊群雛 (GunSu) 2014年 04月号 ? インディーズ作家を応援するマガジン ?

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  • 作者: 林智彦,猫春雨,田中せいや,夕凪なくも,王木亡一朗,きうり,Nyara,婆雨まう,山田佳江
  • 出版社/メーカー: 日本独立作家同盟
  • 発売日: 2014/03/24
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  そんな「月刊群雛」ですが、5月号にも、「悲しみ」というタイトルの短編で、参加させて頂くことになりました。近々、日本独立作家同盟のサイトに、インタビュー記事などが公開されると思います。タイトル通り「悲しみ」についての小話ですが、ただ単に「悲しみについて」というよりは、悲しみと背中合わせにある感情というか、可笑しさ、みたいなものについて書いた小説です。不謹慎な例えで恐縮ですが、「お葬式で笑っちゃう人」っているじゃないですか。なんというか、そういう感じというか。

 

 元々、小説を書き始めた頃は、ずっと10万字くらいの長編を書いていて。というより、短い話で完結させるってのが、難しかったんですね。なので、一時を境に短編にも挑戦。そうして出来たのが、短編集「ランデヴー」に収録した「夢見る少女じゃいられない」と「夏の日のサイダー」でした。(でも各作品ともに4万字くらいなので、中編ですかね)それから、もっと短い話も書いてみよう、と出来たのが「ランデヴー」や「他人のシュミを笑うな」で、「母の上京」や「悲しみ」は群雛の「最大で1万字程度」というレギュレーションの中での挑戦でした。

「LaLaLaLIFE」は連作短編という形式への挑戦でしたし、「ブッダブッダブッダ!!!!!」や「THERE IS A LIGHT」は、三人称視点への挑戦でした。

 とにかく、「自分には小説が書けるのか?」という疑問を払拭するためというか、「小説を書けるようになりたい」という思いで続けています。

 未だに、その答えは出ていませんが、森先生は「長編を10作くらい書けば、才能があるかどうかわかるよ」と仰ってましたし、北方謙三さんは「最低でも、二十か三十は書いてから応募しろ!」などと仰っていたので、とりあえずは、そこを目指して書き続けようかなと。