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今日は暖かかったですね〜SLNと感想など〜

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 まず、SLNってなんやねんと。

 セルフライナーノーツの事ですね。DAIGOか。

 

 ということで、今回はKDPで一番最初に出した「他人のシュミを笑うな」について。

 

他人のシュミを笑うな

他人のシュミを笑うな

 

 「他人のシュミを笑うな」

・ベストスコア

アホの坂田

・明子先生の結婚

 

以上の3編。これは、短編集ですが、独立した話が3つではなく、3つで1つの話です。テーマは色々と仕込んだつもりなのですが、メイン(?)はタイトルの通りです。

以下、個別に。

 

「ベストスコア」

 1、2年くらい前からかな? 猫も杓子もスマホでゲームをやっていて、僕の周りでも流行っていて、僕もちょっとだけ、ハマりました。電車とか乗ってると、もう若い人はみんなやってるっていう印象。で、作中にも出てきますが、新宿へ向かう途中の下北沢辺りで女子高生がラインポップをやっているのを見た時に、「ピタッ」が来まして、書き始めたと記憶しています。

 下北沢は、もう何年か前から、たまに行っています。2007年頃まで、南口にちょっとした広場があって、日曜日とか、前衛的なパフォーマー(?)が、何かしらのパフォーマンスをしていたものだったのですが、南口のドトールTSUTAYAがあった建物が無くなり、複々線化工事が始まると見かけなくなりましたね。「イノキボンバイエッ!」と歌いながら踊る男女三人組は、今でも憶えています。有名な「漫画を読んでくれるオジさん」は、まだいらっしゃるようですが。

 

アホの坂田

 僕も少しだけですがレンタルビデオ屋さんでアルバイトをしていたことがあります。毎日働きに通っていると、「観たこと無いけれどタイトルとあらすじを知っている映画」が凄く増えます(笑) そして、有名な映画ほど、「また今度見れられるだろう」と観なくなりますね〜。未だに、「超名作」の類いは、見てないものが多いです。というのも、ちょっとマイナーな作品だと棚の入れ替えとかでメーカーに返したりするんですよ。なので、僕の場合は、名作とか大作のほうが借りるのに勇気が要ります。

 

「明子先生の結婚」

 説明が難しいんですけど、自分だけしかわからない感覚って、多分誰しも一つは持っているんだろうな〜、というのが、この話のきっかけです。あとは、タイトル通りに他人の趣味にケチつけんなや! という(笑) それだけの話なんですが。

 村上龍の「69」のことを喋っている場面が、ちょっとだけありますが、これは僕が実際に、数年前の高校の同窓会で、友達が「実は、当時、『69』読んでてさー」と言ってきて、「僕も読んでたよー」「マジか〜。当時の勢いで、バリ封とかやれば良かったね〜w」「そうだね〜w」というような会話をしましてですね。まぁ、実際にやっていたら大問題になったと思いますが、村上龍とか読みそうにないな、と思っていた人だったので、他人の趣味ってのはわからないものだなと、その時も思いました。

 

 なんだか、作品に関係あるのかないのか微妙なことばかり書いてしまいましたが、SLNはこの辺にして、最近読んだKindle本の感想を。

 

ルピナスの戯言

ルピナスの戯言

 

 「月刊群雛」関係で、存じ上げた方なのですが、あらすじというか概要というか、こちらのインタビューを読んで入手。

 文庫本換算で48Pという短編なのですが、これは長編でも読んでみたいな、と思う短編でした。

 説明が難しいので、ちょっと例えを出すと、森博嗣の短編に「キシマ先生の静かな生活」という作品がありまして、それが後に「喜嶋先生の静かな世界」という長編になったんですね。話の大筋は同じなんですけど、描写とかエピソードとかが増えていて、短編→長編の順番で読んだんですが、すごく面白かったです。

 それ以来、面白い短編を読むと、「これは長編になっても面白いんじゃないか」という感想を抱くことがありまして。もちろん「短編だからこそ面白い」という作品もありますが。ただ、「ルピナスの戯言」は、そういう意味でも、あくまで個人的な感想ですが、長編バージョンも読んでみたいな、と思いました。